
シャキシャキしてて甘くて、気づいたらついつい食べ過ぎてしまうんですよね。
昔から茹でたトウモロコシに塩をたっぷりふりかけて、口いっぱいにかぶりつくのが大好きでした。
そんな多くの人に愛されるトウモロコシの旬は6月から8月あたり。
スーパーにトウモロコシが並び出すと、夏がくるなぁなんてワクワクしている自分に気づくものです。
今回はそんなトウモロコシについて、おいしさを見分けるのに大事なひげについてや、生でも食べられるのか、
とても人気で注目を浴びている白いとうもろこしについてなどをまとめてご紹介します!
ぜひ読んでみて、トウモロコシ生活をエンジョイしてもらえればと思います。
■白いトウモロコシがいま人気!黄色いとうもろこしとの違いは何?
皆さんは黄色いトウモロコシとは違う、粒が真っ白なトウモロコシを見たことがあるでしょうか。
食べたことがある人なら分かると思うのですが、白いとうもろこしは、いっそう甘いのです!
栄養価は通常のものと変わらずに、糖度がさらに高くて、フルーツのような味わいが特徴。
黄色いトウモロコシと比べると市場に出回っている数が少ないので、なかなかお目にかかれる機会も多くはありません。
ですので、もしも見かけた際にはぜひ手にとってみてください。
初めて食べたら、その甘さにおどろくはず。
「白いトウモロコシ」として一躍有名になった品種「ピュアホワイト」をはじめ、今ではいくつもの品種が出ていて、その味わいも様々。
私も全部を食べ比べているわけではないのですが、農家の皆様が心を込めてつくった甘いとうもろこしを味わってみたいなと、夏がくると色々調べています。
家族も白いトウモロコシを食べてから、虜になっているくらいですので。
そんなトウモロコシには、甘さの他にどんな栄養素がつまっているのでしょうか。
トウモロコシは栄養価がとても高い夏野菜
甘くて美味しいとうもろこしは、その栄養価もすごいのです。
まず、腸の活動を支えてくれる食物繊維がたっぷり。
セルロースをはじめとする食物繊維を摂ることで便秘の解消などにも役立ちます。
また、美肌へ促してくれるなど、高血圧や糖尿病、肥満対策なんかにも効果的だとされています。
トウモロコシはビタミンも豊富。
なかでもビタミンB1は疲労回復などにも効果的で、快活な身体のためには不足させたくない栄養素のひとつですね。
トウモロコシはそんなビタミンB1が他の野菜よりもいっぱい入っていますし、カルシウムやマグネシウムといったミネラルも充実。
エネルギー源となる炭水化物として、夏に食べるのにはうってつけの野菜とも言えます。
ただ、とうもろこしには甘い分だけ糖質も多く含まれていますので、食べ過ぎには注意しなくてはいけません。
摂取量を考えながら、美味しく召し上がってくださいね。
では、ここからは美味しいトウモロコシの見分け方や食べ方についてご紹介していきます!
トウモロコシのヒゲはおいしさを見分ける目印&食べられる?
スーパーに並ぶ色鮮やかなトウモロコシ、せっかくならなかでも特に美味しいものを選びたいですよね。
そんな時は、皮付き、ひげ付きのとうもろこしを選んでみてください。
トウモロコシは、繊細で収穫から早く傷んでいってしまう野菜です。
特に実を守っていた皮が剥がされてしまうと、実の水分が失われていってどんどん固くなり、鮮度が落ちていってしまいます。
そのため、選ぶ際にはしっかりと皮で実が守られたトウモロコシを選んであげてくださいね。
そして、ひげ付きのとうもろこしを選ぶのにも、ちゃんと理由があります。
トウモロコシのひげは、実は絹糸(けんし)とも呼ばれている「めしべ」なんです。
花粉を受け取るめしべから実に受精すると、なかの実はいっぱいにつまっていきます。
つまり、付いているひげの量が豊かで立派なほど、中身も充実しておいしく出来ているということですね。
調理する際の手間を考えると、ひげが少ないものを選びたくなる方もいるかもしれませんが、
ぜひ美味しいトウモロコシを選ぶためにも、ひげには注目してみてください。
それにトウモロコシのひげは、食べられるものでもあるのです。
これから、トウモロコシの調理法について、そしてどうやったらひげを食べられるかも併せてご紹介していきますね!
おいしくトウモロコシを食べるためのレシピ、ひげの活用法
とうもろこしの美味しさを存分に味わえるのは、焼いたり茹でたりだけではありません。
もちろん、茹でトウモロコシや焼きトウモロコシは素材の味をそのまま楽しめるので大好きなのですが、ここでは違う楽しみ方をご紹介していきますね。
ご紹介するのが、トウモロコシの炊き込みご飯。
お米全体にトウモロコシの甘みと旨みが行き渡って食欲をそそる、我が家でも人気のレシピです。
作り方は簡単で、お米(2~3合)を炊く際に水のなかに「お塩少さじ1杯(お好みで増減させてくださいね)」を投入します。
そして主役となるトウモロコシの実を一本分、たっぷり投入します。
あと忘れてはいけないのが、実をとったトウモロコシの芯も一緒に入れて炊き上げることです!
芯にもトウモロコシの旨みがつまっていて、一緒に炊いてあげることで、ごはんの風味や旨みがグンとアップします。
炊きあがったら、芯は取り除いてしまって大丈夫ですよ。
最後にかき混ぜる際には、1合につき5gを目安にしたバターと少さじ1杯の醤油を入れてあげると、
バター醤油の風味が食欲アップ&トウモロコシの甘みをさらに引き立ててくれますので、おすすめです。
バターや醤油の量は、濃い味や薄味好きに合わせてお好みで量を調節してくださいね。
また、我が家では炊く水のなかに隠し味としてお酒を入れたり、子供が好きなのでカレーパウダーとパウダーチーズを炊きあがったごはんにふりかけたりと、アレンジして楽しんでいます。
トウモロコシの炊き込みごはんは、甘みがいっぱいに染み込んだレシピ。
それだけでも食欲をそそるごはんなのですが、甘さと辛さをミックスさせた調味料やちょい足しで召し上がっていただくのがオススメですよ。
そして、トウモロコシのひげですが、お伝えしているように食べられるんです。
しかもトウモロコシのひげは、身体に良い漢方として玉米鬚(ぎょくべいしゅ)や南蛮毛(なんばんもう)とも呼ばれ、欧米ではコーンシルクなんて呼ばれることもあります。
昔から人々に健康のため重宝されてきた、とっても栄養価の高い野菜なんですよ。
おいしく召し上がっていただくために、切ったトウモロコシのひげを天日干しにしてからお茶で淹れる「ひげ茶」なんかもありますが、ここで紹介するのはお味噌汁。
まず買ってきたトウモロコシのひげを切って、色が変わってしまっている部分があれば取り除きます。
その後、できれば天日干しにして半日から1日ほどかけて天日干しにします。
そうすることで漢方としての栄養がいっそうアップしてくれますので。
天日干しにしたトウモロコシのひげは、ジッパーなどに入れて2~3日間は冷蔵保存もできます。
ですが、せっかくなら色々な料理に使えるので早めに使ってしまいましょう。
我が家では、夏の季節にピッタリなお味噌汁で食べます。
お豆腐にオクラ、そしてトウモロコシのひげを投入して、夏バテしない栄養たっぷりのお味噌汁にするのが定番です。
お味噌汁なのでお子さんでも食べやすい、お手軽で健康的な一品としてぜひ試してみてくださいね。
トウモロコシのひげには腸内環境を整えてくれたり、むくみや冷え性対策になったりと栄養がたっぷり。
女性にもうれしい美肌効果やダイエット効果も期待できるんです。
食物繊維が豊富なトウモロコシのひげ、もしも使い道に困って捨ててしまっていたなら、ぜひ料理してみてください。
意外にも甘みがつまっていて、美味しいですので。
白いトウモロコシって何?ひげや生でも食べられるの?徹底解説:まとめ
夏にはおやつとしても人気の甘い野菜、とうもろこし。
そのおいしさと高い栄養価で、私たちにはとってもうれしいお野菜です。
とても甘みがある野菜ですので、焼きや茹で以外にも様々なレシピを試してみてくださいね。
ご紹介した以外にもまだまだ沢山のおいしいレシピがありますので、今年の夏はトウモロコシをいっぱい食べて健康に過ごしていきましょう!