妊婦に昆布はダメ?量は?食べ過ぎた場合はどうなるのかを解説!

妊婦に昆布はダメ?量は?食べ過ぎた場合はどうなるのかを解説! 昆布

栄養が豊富に含まれている昆布は、

日本人の食生活に欠かせない食材の一つですよね。

昆布だしのお味噌汁やこんぶ茶、特に和食料理には欠かせない存在です。

女性には特に人気の食材で、髪や肌を美しくする効果もあります。

さらにカロリーも低いので、体重増加に悩む妊婦さんにとっては、強い味方でもあります。

 

しかし、その豊富な栄養分の摂取量が妊婦さんにとって注意しなくてはならないことがあるんです。

タバコやお酒が妊婦さんによくないのはもちろんですが、栄養豊富な昆布がいけないのはどうしてでしょう。

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妊婦に昆布はダメ?量はどのくらい?

 

昆布やわかめなどの海藻類には、ヨウ素というミネラルが含まれています。

ヨウ素は、甲状腺ホルモンを合成するためになくてはならない栄養素です。

甲状腺ホルモンは、胎児の骨や脳の発育にも必要だと言われています。

 

妊婦さんのヨウ素摂取量が不足すると、

お腹の赤ちゃんがクレチン症(先天性甲状腺機能低下症)

という甲状腺の機能障害を引き起こす可能性もあるので、

妊娠中に昆布やわかめを食べてヨウ素を摂取することは大切なことです。

 

しかし、日本人は、日常的に海藻類を食べることが多いため、

ヨウ素が足りなくなるというよりも、ヨウ素を過剰摂取していないか

どうか注意することのほうが大切なんです。

 

では、どのくらいの量が過剰摂取になるのでしょうか。

赤ちゃんのためにも正しい知識を身に着けて十分な栄養分を取りたいですよね。

 

厚生労働省は、妊婦さんが1日に摂取できる

ヨウ素の耐容上限量を1日2200μgとしています。

 

この数値を超えてしまうと、

お腹の中にいる胎児にヨウ素が蓄積されてしまうので、

産まれてくる赤ちゃんが

甲状腺の機能障害を引き起こしてしまう可能性があるということです。

 

甲状腺機能低下症とは、生まれつき

甲状腺ホルモンの分泌に異常がある疾患です。

甲状腺ホルモンとは赤ちゃんの成長には

欠かせない脳や骨の発達にかかわるとされている重要なホルモンの一種です。

 

早期発見ができた場合には、服薬によってホルモン分泌の異常を正すことが

可能なため問題はありませんが、発見が遅れると

知的障害や発育に遅れが出る危険性があるとされているので、

注意しなくてはいけません。

 

特に妊娠初期は、赤ちゃんの脳や体を形成する大切な時期なので、

妊婦さんも食生活には気を配る必要があります。

例えば乾燥昆布 5g(5cm角)には

約12,000μgのヨウ素が含まれています。

市販の昆布だし 1g(すまし汁1杯分)のは約130μg含まれています。

 

市販の昆布だしでは含有量が減少しますが、

昆布そのものでは含有量が特に高くなっています。

昆布はだしに使うことが多いですが、

とろろ昆布のように昆布をそのまま食べる食品もあります。

 

とろろ昆布は1gに1560μg

2g食べると摂取上限を超えてしまうことになります。

普段、昆布やわかめが好きで毎日たくさん食べたり、

ヨウ素が含まれる他の食材をよく摂取する妊婦さんは、

一度食習慣を見直す必要があります。

 

妊婦が昆布を食べすぎた場合

 

不足しても取りすぎても、

赤ちゃんに影響が出てしまうかもしれないヨウ素の摂取量。

もし、知らず知らずのうちに妊婦さんが大量摂取してしまった場合

いくつかの症状が出ます。

 

  • 頻脈
  • 手足が震える
  • やる気が起きない
  • 疲れやすい
  • イライラする
  • 眠れない
  • 吐き気
  • 皮膚の熱感
  • 微熱が続く
  • 筋力低下

など、人によってさまざまな症状が現れます。

また、稀ではありますが急性の症状であるヨウ素中毒は、

口や喉、胃の灼熱感、発熱、腹痛、嘔吐などが現れます。

 

重篤な場合には、昏睡に陥ることもあるのです。

また、過剰に摂取した前兆として口腔内の金属味、

消化管の刺激、皮膚病変が症状として起こることも考えられます。

 

またのどぼとけのすぐ下の部分が腫れているような感じがしたり、

これらの症状が確認されたら

早めに医療機関を受診して必要に応じて血液検査などのしてもらいましょう。

 

また妊娠前から自己免疫性疾患を持っていたり、

ヨウ素欠乏症などの持病がある方は、

一般的に安全とされているヨウ素の量でも身体への影響が考えられます。

 

血液検査で調べることができるので、心配であれば一度

主治医に相談して甲状腺機能を調べることをおすすめします。

次の妊婦健診で採血の予定がある場合は、

甲状腺機能の項目を追加して検査してもらってみるといいでしょう。

 

妊娠中の食事は特に気を使いますが、

産婦人科で指導されているような食事方法であれば、何ら問題はありません。

ヨウ素は体に必要な成分で、いろいろな食品に大なり小なり含まれています。

特に多いのは海藻類で中でも昆布が群を抜いています。

 

たとえば、昆布の佃煮を3~5gやとろろ昆布のすまし汁1杯

毎日食べたりするような、昆布製品を続けて毎日取ることは

食生活のバランス上からも避けましょう。

 

また、昆布入りのインスタントだし等を

毎食続けては使わない工夫をしましょう。

昆布だしではなくても、和食のだしのとり方はいろいろな方法があります。

 

かつお、いりこ、干ししいたけ、干しホタテなど、

味噌汁も少しのかつおだしで何種類かの野菜と油揚げを

入れるだけでもおいしく食べられますよ。

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妊婦にとって良い昆布の栄養!ヨウ素は?

 

昆布には、妊婦に必要なミネラルを

効率的に摂取することができるヨウ素をはじめ、

カルシウム、鉄分、カリウム、ナトリウムといった

ミネラルが非常に豊富に含まれています。

例えば鉄分は、牛乳の約39倍も含まれています。

 

また昆布の栄養の約3割は水溶性食物繊維の

「アルギンサン」と「フコイダン」です。

あの粘りの元ですね。

 

これらは、水溶性食物繊維で糖質や脂質の吸収を抑え、

コレステロール値の上昇を抑えてくれる働きをします。

さらにフコイダンは、腸から

免疫力を高めるという作用が注目されています。

食物繊維は何と言っても便秘に効果的ですよね。

その上糖質や脂質の吸収を抑えてくれるなんて、

ダイエット効果も期待できます。

 

ミネラル成分も約2割ほどあります。

これは体の組織を作ったり、調子を整えたりする栄養素です。

自律神経のバランスを保つのに大切な栄養素で、

このバランスが崩れると

自律神経失調症などの内分泌系に異常が出ることがあります。

 

この他の栄養成分は、糖質・タンパク質・脂質・水分となっています。

大事な栄養素が沢山入っているんですね。

しかし、美容と健康に良いからと言って

沢山食べるのもちょっと問題があります。

やはり慢性的に食べ過ぎには気を付けたいですね。

 

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妊娠すると、つわりが始まって食べられるもの、

食べたいものが偏ってきますよね。

つわりが終わった後も、何か一つの物が

無性に食べたくなったりと栄養が偏りがちです。

その一つの中に、 おしゃぶり昆布もあるかもしれません。

 

昆布は腹持ちがよく、噛んで旨みが出るので

空腹を満たすのにもちょうどいい食べ物かもしれません。

実際、おしゃぶり昆布をたくさん食べても

特に検診でひっかかったという事はなかった、と

数人の妊婦さんたちの口コミがありました。

 

でも、やはり食べすぎはリスキーです。おしゃぶり昆布には

塩分も多く含まれていますので、むくみや妊娠高血圧症の原因になります。

 

妊婦が昆布を食べ過ぎた場合:まとめ

 

妊娠中は、赤ちゃんの体を作るために様々な栄養が必要になります。

昆布やわかめに含まれるヨウ素を注意するのはもちろん、

バランスの良い食生活を送ることを意識することが大事です。

できるだけ健康的な食生活を心がけ、妊娠中の食事を楽しんでくださいね。

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