
スーパーなどでは季節を問わず見かける事が多い小松菜は比較的、
低価格で購入することができ、家計にも優しいお野菜ではないでしょうか。
また、栄養成分も高く健康にとても良いお野菜です。
鉄分が多く含まれていると言われるほうれん草よりも、小松菜の方が実は「カルシウム」と「鉄分」の含有量が多くなっています。
それにアクもほうれん草よりも強くないので調理しやすい野菜と言えます!
とても優秀な野菜を赤ちゃんの離乳食に、と考えるお母さんも多いのではないでしょうか。
小松菜を離乳食に使用する際の調理法や、使う時の注意点などを詳しくまとめました。
小松菜の茎の離乳食はいつから?
赤ちゃんの離乳食の時期には、離乳食初期・中期・後期と
いくつかの期間で食べさせる硬さや、大きさなどの注意をしなくてはなりません。
小松菜の茎の部分を与える事が出来るのは
ある程度お口の中でモグモグと食品を擦り潰せるようになる、
離乳食後期ぐらいが良いといえます。
やわらかい物で食べやすい食材(5ミリ程度の大きさ)になれてきてから、始めると良いですね。
小松菜を離乳食に与える時の茎の与え方
では、離乳食に茎を使用するときの与え方ですが、
出来るだけ長い時間(柔らかくなるまで)茹でて、食べやすい大きさにカットしたり、
みじん切りにしたりして、調理して食物繊維質をあまり残さないようにしましょう。
小松菜の茎の離乳食用調理例
ここでは、小松菜の茎の部分を離乳食に使用した調理例をご紹介します。
小松菜・とうふ・しらすのトロトロスープ
- 小松菜をレンジで柔らかくなるまで、温める。
- 取り出した小松菜をみじん切りに。
- 塩・しょうゆで薄味に味付けをして手で砕いた豆腐としらすを入れて、よく煮る。
- 仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけたら出来上がり。
小松菜とシーチキンの和風あん
- レンジで温めた小松菜を5~8ミリくらいの大きさにカットする。
- シーチキンはザルに入れ、余分な油を切る。
(どうしても油が気になる場合はお湯をかけて油分を落とす) - 小松菜とシーチキンを混ぜ合わせめんつゆを少々入れて味付けをする
- 水溶き片栗粉でとろみをつけて出来上がり。
うちの子供たちに、離乳食でよく食べさせました。
お粥や柔らかく煮たうどんにかけて、食べさせました。
小松菜と鶏ひき肉の卵焼き
- 小松菜と鶏ひき肉を炒める。
- 粗熱を取った炒めた具を溶き卵の中に入れ卵焼きを作る。
- 出来上がった卵焼きを食べやすい大きさに切る。
- めんつゆにいりゴマを入れ、水溶き片栗粉でとろみをつけて、卵焼きにかけたら出来上がり。
とろみあんの味をケチャップ味にしても、喜んで食べてくれますよ!!
離乳食に小松菜の葉は、いつからあげていい?
では、小松菜の葉の部分は、いつ頃からあげて大丈夫なの?と気になりますよね。
柔らかいので、葉の部分は離乳食初期から与える事が出来ます。
離乳食初期から使える葉物野菜はあまりなく、その中でも小松菜は離乳食向きの野菜と言えます。
小松菜の葉の部分はとても柔らかいので茹でる時間も短く、
フードプロセッサーなどで調理しやすいので、手間がかからず使用するのには簡単です。
離乳食の小松菜の葉の与え方
葉の部分の与え方ですが、離乳食初期はペースト状にしたものが主流になるので
茹でて細かく刻んだものを擦り潰して与えましょう。
下処理が面倒な場合は、茹でた小松菜を細く並べた状態でラップで包み、冷凍します。
使用する際に凍ったままの小松菜を擦りおろして、お粥などに調理し与えるのも良いです。
また、とろみをつけたスープなどに入れて与えるのも良いでしょう。
葉の部分は茎の部分と比べて調理しやすいので、忙しいママの強い味方ですね。
小松菜を離乳食で使用する時の注意点
小松菜を離乳食で使用する時の注意点は、いくつかあります。
子供のために知っておくと、大変役に立つことなので、ご紹介します。
下痢に注意
小松菜の葉の部分はそれ程ではありませんが、茎の部分は葉の部分に比べて
筋状の繊維が多くあるので赤ちゃんには食べにくい部分となります。
食物繊維成分の量に気を付けて与えてくださいね。
稀にお腹が緩くなる時、下痢になる時があります。
アク抜きしましょう
ほうれん草に比べてアクはだいぶ少ないのですが、
やはり茹でてしっかりアク抜きをしましょう。
アレルギーに注意
小松菜は他の野菜と比べて、あまりアレルギーが出ない野菜です。
ですが、まったく無いとは言いきれません。
なので、1番最初に小松菜を離乳食として食べさせる場合は少量から初めてみて、
アレルギーが出ないか注意して見てあげましょう。
最初は、朝ご飯やお昼ご飯などから与えてみると良いです。
(もし、アレルギー反応が出ても小児科の診療時間なので安心です)
小松菜の茎や葉の離乳食はいつから?
いろいろ小松菜の使用についてご紹介してきましたが、これから(小松菜の旬12月~2月)の時期が旬になり、ますますおいしくなる季節になります。
寒さの中で、育つ小松菜はこれからの時期、甘さや風味が増し、とてもおいしくなります。
我が家の畑でも芽が出始め大きくなるのが待ち遠しいです。
家庭菜園(プランターでも栽培OK)でも元気に育つ野菜なので、赤ちゃんの口に入るものを自分で育てて、食べさせるのも良いのではないでしょうか。
今は100円ショップでも種が購入できるので、チャレンジしてみては!
栄養とママの愛情のこもった離乳食を食べて元気に育ってほしいですね!!